ほんとに「うたのため」ですか…??
「もどり川」'83 神代辰巳 を鑑賞。シネマヴェーラです。
実在した(※)大正歌人の度重なる心中模様、娼婦たち、女たちの情念や退廃ムードが好きなわたしには目がよろこぶ作品でした。 大正デモクラシーな革命の熱や、関東大震災の混沌、歌壇のパーティでの議論や批評、通称もどり川での渡し舟での心中未遂事件などなど…、美術や撮影にお金がかかってるようにも思えましたし、役者陣も艶やかさがあって、豪華な印象を受けました。
化粧や着物の色が濃くて、肺病の妻だろうが音大のお嬢様だろうがとにかく女優はみな熱演だし、ドタバタ動くショーケンは誰に向けても色気を出すし、フトンシーンの応用もさまざまなバージョンがあって、障子の影越しに破って…とか、渡し舟の上で取っ組み合ってあぁ…とか、人力車の中に飛び乗って…とか、娼館や旅館じゃなくても楽しみようがあり、やっぱ映画にするときはこういうシーンがパッとして、いいよなぁと思いました。女たちの愛する男への衝動や情欲が凄くて、その淫靡さに、革命家が放つ手榴弾並みの破壊力を感じました。
実在した人物の伝記のようなお話も、こういう情念シーンを拡大させて見せてくれたおかげで、人ひとりの人生を描くという大仰ゆえの肩透かしがなく、男女の絡み合いをまざまざと観て全体の雰囲気を味わうことで楽しみました。
( ※ 実在した、というのは、映画内で字幕に書かれていたからそうかと思い込んだのですが、調べてみたらこの“苑田岳葉”という人物は実在していないようです・・。09,7,7 追記)
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コメント
はじめまして。ショーケンのファンなんです。
突然すみません。
こちらの記事、ウチのブログで紹介させてくださいませ。
よろしくお願いします。
投稿: showken-fun | 2009年7月 1日 (水) 14時33分
showken-funさん、はじめまして。
ブログ、拝見いたしました。ショーケンのこといっぱい書かれていて、読みごたえがありそうです!
またのちほどゆっくり読ませてください♪
どうぞどうぞ、紹介してくださいませ。
投稿: 貴子 | 2009年7月 1日 (水) 18時17分